献花祭発展的解消の御報告
献花祭は昭和五十三年前宮司、故山田一利の提唱により天地自然の
恵みと母の愛に感謝するという主旨のもと、毎年五月の第二日曜日の「母
の日」に行なわれて来ました。それは遠来の講中、崇敬者と地元村民と
の融和を図る飲食を伴う心和む交流会として、花々に囲まれながら手持
ち芸の披露をする晴れがましい場でもありました。また、当時は献花祭
が農繁期における安息日にふさわしい時代背景もあり、新一年生と父兄
を始め大勢の参列者で賑ったものです。
しかしながら、年を逐うごとに、日曜農業の一般化と新一年生の少子
化か目立ち始め、このままでは献花祭の存続が危ぶまれるという声も聞
こえ始めました。また、日曜祭日のため四月二十日の春祭りとの間隔が
短い年もあり、神社及び先達側の準備に不都合が生じる事もまま出て来
ました。
こうした中で、先達会と協議した結果、前宮司が献花祭を通して試み
た理念はいまや当神社を持色づける「社風」ともなり、必ずしも献花祭
にこだわる必要はないのではないか、いわば発展的解消として今年から、
これを終息する事で意見が一致しました。二十九年の長きに亘り、御奉
仕、御協力をたまわった崇敬者の皆様には、かたじけない限りですが、
どうか諸般の事情をお察し頂きたく文面にしたためた次第です。
よって、今年から献花祭は中止となりますが、私共、今後とも前宮司
が提唱した理念を四時の奉務活動に活かすべく精進専一に勤めますの
で、崇敬者各位におかれましては、倍旧の御協力をお願い申し上げます。
平成十九年二月吉日
八海山尊神社
宮司 山田泰利
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